2007年09月26日
大統領制に関する調査記事
大統領制は三権分立を最も良く体現した制度である。
立法府への行政府の従属を原則とする議院内閣制に対し大統領制では立法府と行政府が独立して牽制しあう。行政府の長は大統領であり、首相は存在しないか、存在する場合でも大統領の下僚に過ぎない。大統領に対する不信任決議や、議会に対する解散権は認められないので、大統領も議員もいったん就任すれば本人が辞任するか、事故がないかぎり任期を中断されることがない。しかし大統領と議会は孤立して分かれるのではなく、相手の行動に影響を及ぼすべく交渉し、場合によっては拒否権を行使する。また、この制度の場合、大統領の所属政党と議会の多数派が違う政党になることもあり、その場合法案の成立が思うように出来なくなるため、大統領の政権運営は難しいものになる。
議会が大統領に対して用いる牽制・抑制手段には、予算承認権、条約批准権の他、高官人事の承認権、大統領に対する弾劾・罷免などがある。大統領が用いる対抗手段には、政府法案の提出あるいは勧告権、大統領令などの行政立法権、法案の拒否権や遅延権、非常事態宣言や戒厳令などの非常権限などがある。有無と細部は各国で異なる。
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